環境土木科からのお知らせ

2026年6月の記事一覧

(環境土木)3年生土質実習の様子③

土質実習3回目の紹介は、土粒子の密度試験です。

土粒子の密度を求めることで、土の間隙比(土の間隙の体積と、土粒子の体積の比率)や飽和度(間隙の体積に占める水の体積の割合)を求めることができます。※間隙とは土粒子と土粒子の間にある隙間のことで、空気と水がその隙間を形成しています。

ふるい分けした土試料を10g以上3つ用意しピクノメーター(土試料を入れるガラスの器)にいれます。※この作業の前にピクノメーターの質量、ピクノメーターに蒸留水を満たした質量などを測定しておきます。

ピクノメーターに試料を入れ、蒸留水を2/3程度満たし湯煎します。

湯煎が終わったものを室温まで冷まし、蒸留水を満たしたうえでストッパーを取り付けた状態で質量を測定します。その際、水温も計ります。

土試料をよく振り、全量を蒸発皿にあけます。

精密恒温乾燥機に入れ、高温で乾燥します。翌日乾燥した土試料の質量を計り実験の手順は終了です。

更に土粒子の体積を、実験結果から求め土粒子の密度を求めます。

教科書などで計算方法は経験していますが、実際どのようにして土粒子の密度を求めるのかは、この実験によってよく理解することができます。

次は、秋に水の実験を行います。お知らせしますのでその際にはぜひご覧ください。

 

 

(環境土木)3年生土質実習の様子②

5月25日と6月1日に土質実習を行いました。今回は突き固めによる締固め試験の様子をお伝えします。道路や盛土の基礎工事において、土の締固め特性(最大乾燥密度と最適含水比)を求めるための試験です。最適含水比とは土を最も硬く締固めることができる、ちょうど良い水分量。最大乾燥密度とは最適含水比の状態で締固めたときに得られる、土の最大の密度のことです。

含水比を6〜8段階で変化させた試料をモールドに投入し、ランマを一定の高さから規定回数(各層25回など)自由落下させて締固めます。

あらかじめモールドの質量を計り、土を締固めた後はこのようにモールドと土の質量を計測します。モールドの質量を引けば土の質量が判明します。これにより体積は一定なので密度を計算できます。

次に試料抜取器を使用して土を取り出し、手順にしたがい含水比を測定するために試料を採取します。

徐々に水分量を増やしながら、これを繰り返していきます。

翌日、各含水比を計測し、それに対応した密度を計算することで、グラフを作成し最適含水比と最大乾燥密度を決定します。

手順が複雑ですが、3年生はしっかり行って良い結果を出していました。

次回は土粒子の密度試験を紹介いたします。

 

 

(環境土木)1年生札内川ダム見学

5月26日に1年生は札内川ダム見学会を行いました。その様子をお伝えいたします。

管理支所で説明をいただき、その後見学に行きました。

1年生はダム見学を大変楽しみにしていたので、熱心に説明を聞いていました。

堤体内での説明も行っていただきました。

全員で集合写真を撮影しました。

見学後は、帰校前に道の駅なかさつないで楽しい昼食タイムです。

帰校後、9月に予定されている河川横断測量の説明を受けました。

北海道開発局様、十勝川中流部市民協働会議様、札内川ダム職員の皆様、1年生40人は初めての巨大コンクリート構造物を見学し多くのことを学びました。大変、ありがとうございました。

 

 

(環境土木)3年土質実習の様子①

5月25日と6月1日に土質実習を行いました。今回は液性限界試験と塑性限界試験の様子をお伝えします。

粘性土やシルトなどの細粒土(0.075mm以下の粒径の土)の、盛土材料としての適否を判断するために行う試験を液性限界、塑性限界試験といいます。次の3枚の画像は液性限界試験を行っている様子です。

0.425mmふるいを通過した土の含水比%を増加させ、液性限界試験機の黄銅皿に適度にならします。

 

1秒間に2回の割合で黄銅皿を1㎝の高さから持ち上げては落とし、二分した土試料の溝が1.5㎝合流する回数を記録します。1回目と2回目は35~25回、3回目以降は25回から10回となるように含水比%を調整します。グラフを作成し、25回時の含水比%を特定します。これが、液性限界wL%となります。

これは、塑性限界試験の様子です。30gの細粒土を適度な含水比%にして3等分し、ひも状にして3mmでかつ切れ切れになるときの含水比%を計ります。3回行ってその平均が塑性限界wpとなります。

先ほどの液性限界から塑性限界を引いた値が塑性指数Ipとなり、大きいときは粘性土で含水比%が高く、小さいときは砂分を含み安定した土であることを示しています。

今回は、こちらの実験のみお知らせしましたが、他の土質実験も行っていますのでご紹介いたします。是非ご覧ください。